ポーセラーツとは、真っ白な白磁に自分好みの絵柄がついた転写紙を貼り、専用電気炉で焼き付け完成したものです。
お気に入りの食器や、インテリア雑貨がお好みのデザインで完成するため、女性に人気の習い事です。
また、小さなお子様でもはさみを使って切り貼りする簡単な作業なので安心して親子でお楽しみいただけます。
ポーセラーツは最終段階は焼成です。窯を購入するときどれにしようか悩みますよね。
窯選びの電気炉、「彩火」について詳しくご紹介します。
1.そもそも焼成とは?
ポーセラーツは転写紙と呼ばれるシールのようなものを貼ります。また、高度な技術になると自分で描いたりすることもあります。この描いた後や転写紙を貼った後、高温の熱で焼き付けます。この焼き付けの作業が焼成といいます。ポーセラーツは電気炉で、じっくり時間をかけて焼成し完成します。
焼成後、食器は洗剤を使って洗っても大丈夫です。
電子レンジもOKです。しかし、金彩を使ったものは電子レンジはご使用いただけません。
※金彩は洋食器によくティーカップの縁部分に施しているものと同じで、電子レンジを使うと焼けてしまいます。
ポーセラーツ専用の電気炉なので、電子レンジでもオーブンでもありません。
2.彩火の大きさは?
電気炉には6種類ほどの種類があります。彩火は65×56×高さ48です。これは窯全体のサイズになり、実際に窯を入れる炉内は32×32高さ30㎝です。重量は50㎏、炉材はセラミックファイバーになります。
焼成窯の選び方の記事→☆
3.彩火の特徴とは?
ボタン式で6種類の固定プログラムが組み込まれているのでワンタッチで焼成ができます。
例えば、800度の焼成の場合、プログラムに組み込まれているボタンを押します。設定温度を確認して、スタートボタンを押します。
簡単です。
また、彩火は前扉式で、炉内の空間が大きく見渡しがいいので、使いやすいです。
支柱を使って棚板を置くと2段で焼成可能、さらに焼成ラックを置くことで一度でたくさんの作品が焼成できるという利点があります。
焼成中の匂いは温度が上がるにつれて、だんだんしてきます。部屋での焼成の場合は、換気扇をつけるなどの対処をするといいでしょう、また、外での焼成の場合は匂いは気になりません。
コンセントは電気工事不要で、家庭用の通常コンセントで焼成可能です。
炉材はセラミックファイバーです。炉材に2種類ありもうひとつの耐熱レンガと比較すると、艶や仕上がりに少し差がでるといわれています。これは、両方を見比べ、ポーセラーツ経験者がよくみるとわかるかなというくらいなので、あまり大差はありません。
ポーセラーツ教室として焼成を行う上ではどちらの炉材も問題はありません。
4.彩火の金額
窯の金額は12万くらいから40万くらいまであります。彩火は35万。この金額は炉材の違い、大きさ、焼成できる種類などになります。
彩火はポーセラーツ教室を行う場合、一度にたくさん焼成できるため十分なサイズになります。
5.彩火を使用する上での注意点、正しい使い方とは?
5-1設置する場所
室内での設置の場合は、壁から30㎝は離し燃えやすいカーテンなどの近くはさけて下さい。また、物を上に置かない、平らな場所にへ置くこと。
5-2延長コードは使わない
屋外での焼成を検討する場合、コードの長さを確認する。延長コードは色の発色が良くない為つかえません。これは、一度試してみるとよくわかります。仕上がりを見比べると転写紙の色が暗くなり全く違うため、気をつけて下さい。
5-3温度設定の確認
窯はワンタッチ式で固定プログラムがついているので簡単に操作ができるので、温度を見落とす可能性があります。温度設定は一回一回確認しましょう。
5-4キャスターをつける
窯は50キロあり屋外での使用の場合はキャスターをつけると持ち運びも簡単です。電気なので雨や湿気は避けて、終了時は、カバーをかけてホコリなどは避ける。室内で保管が可能なら、そちらをすすめます。
5-5扉の開閉をしっかり行う
彩火は前扉式です。音がカチッとするまでしっかり閉めて焼成しましょう
(しっかり閉めないと外気が入るので温度が一定しないので、焼き付けができず失敗します)
5-6焼成後の取り出し時
焼成終了後、温度が高いため十分にさめた状態で作品を取り出す。温度は800度まで上がるので火傷に注意してください。
特にガラスの焼成時は、冷め切らない状態でとりだすと外気との温度差でガラスが割れてしまいます。
5-7白磁とガラスの温度設定
白磁、ガラスでは焼成温度が異なるため、温度設定の確認は必ず行います。白磁は750度~800度で焼成し、ガラスは400度の焼成になります。
また、800度焼成の場合でも50度くらい下げて焼成した後、必ずもとの温度に戻しておいてください。
6.まとめ
ポーセラーツは最終、焼成を行うため電気炉は必要です。その種類は6種類ほどありますが、その中の「彩火」は教室を開講する場合、一度にたくさん焼成できるので焼成の回転率を少なくできます。焼成を行う上での注意点をしっかり守り、正しい使い方をしましょう。
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